Cre8 Crop Club: スクラップブッキングってどんな風に作るの？

スクラップブッキングってどんな風に作るの？

スクラップブッキングを文字でご説明してもイメージが湧かない方も多いと思います。
具体的に私の作品でご説明いたします。
＜スクラップブッキングって何？＞と合わせてご覧下さい。

基本形は12インチ（30.5センチ）四方の台紙（カードストック）に
写真を貼って、好きな飾りを付けて楽しむものです。
飾りや写真の配置を考えて作るのでその作品を＜レイアウト＞と呼んでいます。

【１２インチレイアウト】

カードストック（台紙）：

　　無地のものから模様のあるものまで沢山あります。

　　サイズも１２インチ、８インチ、６インチ等があります。

　　模様のあるものはパターンペーパー(PP）といいます。

エンベリッシュメント：

　　一般的にはエンベリと呼んでいて、飾り全般を指します。

　　既成のもの、手作り等があります。

　　この作品ではお花の型抜きで抜いた花を沢山使っています。

タイトル：

　　スクラップブッキングで最も特徴的なものです。

　　タイトルをつける事で何の写真なのかとか

　　写真の持つイメージを更に際立たせます。

ダイカットペーパー：

　　型抜きで抜いたペーパーで、色々な模様や形があります。

ジャーナル：

　　タイトルと同様にスクラップブッキングの特徴の一つで、

　　その写真にまつわる思いや感想等を書き留めるものです。

　　必ず書かなければならないものではありませんが、

　　書いておくと見返した時、思い出がより鮮明によみがえります。

　　この作品の場合、写真の下にしまってあります。

　　このような方法を隠しジャーナルといいます。

仕掛け：この作品ではお花の下に薄型のオルゴールシートが埋め込んであります。

　　　　お花を押すと＜エリーゼのために＞が流れます。

　　　　バックグラウンドミュージック付きレイアウトです。

　　スクラップブッキングでは、飾るだけでなく

　　ちょとした仕掛けを作る事も楽しさの一つです。

タイトル：この作品は和がテーマだったのでひらがなでタイトルを作りました。

飾り：手作りタッセルを使いました。

　　スクラップブッキングでは手作りのものは大活躍です。

ラブメモ誌掲載作品

スクラップブッキングは圧倒的に子供の写真をメインに作られる方が多いのですが、必ずしもそうでなければならない訳ではなく、好きな写真を使えばいいのです。

結婚式、家族としてのペット、風景、好きな映画スターやミュージシャンetc

下の作品は、我ながら良く撮れて好きだなぁ

という写真を使って作ったレイアウトです。

クリスマスツリー越しのバカラのシャンデリア

（＠恵比寿ガーデンプレース）

ステッカー：様々なステッカーがあるので、写真と組み合わせても楽しめます。
　　　　　　ステッカーの代わりに写真を入れるのも良いんですよ。

晩年不幸でカーテンコールを夢見たであろうビビアン・リーのイメージとこのパターンペーパーがピッタリきたので作ったレイアウト。
スクラップブッキングでは素敵なペーパーに出会って、それが使いたいから写真を選ぶという作り方もあります。
ボーダー：模様の一部をカットしてボーダー風に見せています。
　　本来は細長いペーパーやダイカット等を指し、色々な飾りと組み合わせます。
エンボス加工：ポコッと盛り上げるような加工のことで、その反対をデボスといいます。
　　この作品の場合＜C＞の文字をエンボスパウダーで盛り上げています。
エンベリ：この作品ではクジャクの羽等も使っています。
何でも使えますでしょ♪

大好きなオードリー・ヘップバーン
この作品は、この写真が使いたかったから選んだペーパーとアイテム達です♪
この写真は＜ティファニーで朝食を＞のものだと思いますが、彼女はジバンシーが好きだったので、パリのイメージで♪少しトーンを落としたトリコロール。

【ミニブック編】
ミニブックは色々な作り方が楽しめるアルバム形態です。
レイアウトと違って写真が沢山貼れますし、飾りも沢山付けられます。
手芸好きにはたまらない分野です。
私は手芸好きでは無いのですが、それでも楽しいと思います♪

このミニブックの表紙は使わなくなったCDやDVDの記録面を剥がして

スタンプインクや模様のスタンプを押して作ったものです。

透明感があって素敵にしあがります。

ラブメモ誌掲載作品