3.23.2011

地震に思うこと

何かと忙しくしていて、そろそろ作品をblogにアップしようとしていた矢先の
3月11日午後2時46分東北地方太平洋沖地震が起こりました
地震の観測が始まった明治以降、国内では最大のマグニチュード 9.0。

私は職場で仕事中。
瞬間の揺れにいつもとは違うものを感じたのも束の間、ものすごい揺れ。
大の大人でも動かすのが大変な大型コピー機が動いてます。
上司が1階に降りて社屋を見ると、旗がたなびくように揺れていたそうです。
2度目の長く大きい揺れの時、私はビル倒壊で死ぬ!と思いました。東京でこの揺れです。
私の死を覚悟した一瞬の恐怖は、何時間も何日もこの恐怖と直面していらした被災者の方に比べたらどうでもいいことのように思えてきます
でもその恐怖ゆえに、今まで対岸の火事のようにメディアを通して見ていたいろいろな災害を遅ればせながら我が事のように痛みを心の底から感じることができます。

火事も怖い。
津波も怖い。
地震も怖い。
その中でも地震は恐怖が長く続き、心休まる間が無い

今回の地震で私の家も被害がありました。
パソコンデスクが倒れ、パソコン2台と電話機が倒れたデスクの下敷きになって壊れてしまいました。
でも、甚大な被害を受けられた方々に比べたら何だかどうでもいいことのように思えて、今だに買い替えていません。
それに余震がまだあるので、ゆっくり新機種をお店に行って探そうという気にもならないのも一因です。
物欲など空しいものと思わされました。

電気は点いて当たり前
水道は出て当たり前。
ガスは使えて当たり前

大きな被害を受けたことが無いエリアでその当たり前が覆されました

夏に向けて今から懸念される電力。
東京電力の福島、柏崎の原子力発電所から作られる電力は全て関東エリア用のもので
東北地方には一切使われません

つまり今回の計画停電は原子力発電所が機能しなくなったことで
関東エリアの電力が不足し、大停電に落ちいらないためのものです。
東北地方の方達のための計画停電ではないのです

関東圏内の電力消費の多い工場や会社、鉄道などが調整してくれたお陰で大停電は回避されましたが、
いつまでも企業努力に頼っていてはいられません。
経済も成り立っていきません。

西の区域の電力会社から助けをもらえばいいのではと単純に思いますが、
50hzと60hzとの周波数の違いで助けてもらえる容量に限度があります。

そのため各人の節電意識は大きな効果があります。
こんなことを言うほどこまめでなかった私も、今はこまめに電気を消しています。
この節電は関東エリアの機能をストップさせないためのものなのです


そして。。。
被災地への自衛隊の方々のめざましい活躍。
救出活動はもとより、道無き道に道を作り、お風呂の提供etc
現地の方の苦しむ姿とそれを支える自衛隊の方々の姿に涙が出ます。

そして。。。
原子力発電所の電源が確保できないことによる冷却機能の危機的な状況に不眠不休で必死の復旧作業をしていらっしゃる方達の努力
死と直面する作業に家族を残し自分達が命を張って頑張っていらっしゃる方々
定年間近な方も志願するという姿に涙が出ます。
どうぞご無事で任務を終えられることを祈ります。


今国難に直面している日本。
日本中善意にあふれています
大阪名物のグリコのイルミネーションも消えているそうです。
これらの思いは今被災地で頑張っていらっしゃる方々にきっと言葉以上に伝わると思います

交通機関がマヒした時も、街中には善意があふれ、電車の中でも弱い者に席を譲る思いに溢れ、目頭が熱くなります。
ぎすぎすした雰囲気が流れていた地震前の通勤電車。
今は人の善意が漂っています。

日本はすごい。

日本が一つになっていたわりあっているのを感じます
世界が一つになって日本をいたわってくれていると感じます

やればできる姿を目の当たりにします。
これを持続し続ければ世界はもっと優しくなれます。
のど元過ぎれば熱さ忘れないようにしましょう
 このみんなの暖かさをずっと持ち続けましょう。

被災にあわれた方を心から応援したいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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