さて、中澤先生のクラスは6年もスクラップブッキングをやっていながら今回が初めて。
初めましてのご挨拶の際、私の事をご存知だったので嬉しかったぁ♪
「ああ、よくコンテストに作品出される今井さん♪」。。。。。体裁悪いぃ(^、^-)
今回の先生の講習作品はこれです。
中澤先生の講習は凄かったです。どう凄かったかは、
先ず10分遅れてスタートしたのに時間通りに終わりました。
これって凄い事なんですよ。やはり受講者によっては自分ペースでないとできない方もいらっしゃるし、勘違いやカットミスなどもありますから、そこで時間的ロスが出て来て、講師の思惑通りに行かない事が多々あります。
ペーパーはゴージャスなプリマのPPで模様も複雑。それをカットするのに何処を切るか迷わないように細かい配慮。のりを付ける位置を一定させるためのテンプレートetc.
短い時間でサクサクできるアイディアがあちらこちらに。
それぞれの先生の良さに引かれて講習を受けていますが、ファンになりました。
講習が終わってから雑談の中で、先生が首に下げていらっしゃる携帯の先に可愛い飾りが。何かとみんな興味津々。
閉館までにまだ20分あるので体験できるというので、先生がダッシュでその体験コーナーへ案内してくださいました。ブースは閉館前ではっきり覚えてないのですが、デコールワンダーランドE-4aかブースNo.406だと思います。
それがこれ。エンベリ使いたい放題で¥1,000です。
首に掛ける紐は上の写真の中央のボタンを押すとしゅるしゅるっと収納され、携帯に付けておくとそのままストラップになります。
シールを貼っているので飽きたら他のデザインを楽しめます。閉館ギリギリの収穫でした。
さて、どうしても行きたかったタマラ・ド・レンピッカ展。
良かったの一言。
見たかった理由は、母が私の小さい時からこの女性の名前を口にしていたからで、どんな作品なのか見てみたかったのです。
タマラ・ド・レンピッカ(Tamara de Lempicka)。
アールデコの画家。
一言で彼女を表現できないけれど、奔放と堅実、情熱と冷静を併せ持った女性。
風貌は往年の女優でグレタ・ガルボに似ていて実際間違えられてサインを求められたこともあるとか。
1898年ポーランドの裕福な家庭に生まれロシア革命でパリに亡命。
ロシア革命で夫が投獄され、出獄後夫は働く意欲も失せ、生活を支えるために絵を描きはじめたとか。後にタマラは働かない夫のお陰で内に秘めたる才能が開花したのだと言っているそうです。
そんなグータラ夫に愛人ができ離婚の危機の時に描いた彼女の夫の肖像画(タデウッシュ・ド・レンピッキの肖像)は未完のまま。
どこが未完かというと指輪をはめた左手を最後に描く予定だったのが離婚してしまったため描く事をせずデッサンのままになっているのがその時の夫婦の危機を感じさせもの凄く興味深い作品です。
もう一つ興味深いのは、画家は描いた作品にサインをしますが、彼女は「レンピッキ (Lempiki)」と男性名詞を使っています。
これは時代を先取りするパリですら、女性が画家として生きるのは容易いではない事を指しているという事だそうです。
有名な作品は彼女の娘を描いた「緑の服の女」、「カラーの花束」など。
5/9まで、@渋谷文化村 でやっています。
私の母が何故彼女の名前を昔からよく口にしていたのかわからないけれど、きっと母も激動の中で自分のやりたい事を貫いてきた人だから、どこか情熱の一端に共感したのかもしれません。
作品をみているとまるでGraphic45のペーパー(スクラップブッキングのペーパーメーカー)に表現されている図柄に似ているものもあり、見る観点を変えて鑑賞する事もできました。
2 件のコメント:
cre8さん、こんにちは。
中澤先生のブログから来ました!
ブログお持ちだったんですね。
中澤先生の講座はわたしも昨年末に一度だけ受けたことがありますが、「すごい!」の一言ですね。
難しいペーパーの使い方と良い、ミニブックの仕立て方と良い、本当に感動でした!
いつか先生の講座でご一緒できたらうれしいです・・・というか、cre8さんにもいといろ教わりたいです!
来て下さってありがとうございます。
blogは4月に始めたばかりで新米です。
中澤先生のプロジェクトは凄いですね。
ただただ関心でした。
また何処かでお会いできたら嬉しいです。
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